第96回アカデミー賞授賞式で主演女優賞にノミネートされたリリー・グラッドストーンが着用したカスタムドレスは、クリエイティブ・ディレクターサバト・デ・サルノと、先住民族出身デザイナーで Ironhorse Quillwork を主宰するジョー・ビッグ・マウンテンが共同で制作しました。
映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でネイティブアメリカンの女性として初めて主演女優賞にノミネートされるという歴史的快挙を成し遂げたリリー・グラッドストーンが着用したのは、彼女のルーツにオマージュを捧げた繊細なクイルワーク(アメリカ先住民族の伝統的な装飾技法)が施されたミッドナイトブルーのベルベット ドレス。そして『ヴァニティ・フェア』誌が主催するアフターパーティーでは、ネックラインにクイルワークをあしらい、シェブロン ビーズ付きのフリンジを流れ落ちるように飾ったブラックのドレスをまといました。「ドレスには、ジグザグ ステッチとラップ ステッチという2種類の異なるクイルワークの手法を駆使しています。その技術は、家族やコミュニティ内の限られた人間が受け継いできたものです」そう語るのは、ジョー・ビッグ・マウンテンとその妻、サンシャインです。「私たちが仕立てたドレスをリリーがオスカーの舞台にと選んでくれたこと、そしてグッチと、サバトとのコラボレーションが実現したことは、私たち家族や私たちだけでなく、我々先住民族全体にとって、喜びと愛に満ちたかけがえのないできごとでした」
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