CHIME FOR CHANGEの25 For 25シリーズは、1995年北京で開催された第4回世界女性会議から25周年を迎える今年の女性史月間に活動家やリーダーのインタビューをお届けするもの。今回は、友人でもある、コミュニティを構築する作家クリオ・ウェイドとジェンダーの平等について語りました。
今後25年のジェンダーの平等について、どのような願望や期待を持っていますか?コレッタ・スコット・キングは「Freedom is never really won, you earn it and win it in every generation(自由は与えられるものではない。すべての世代が獲得し、勝ち取るもの)」と言っています。私は、これからの25年もジェンダーの平等を追求していく世の中であって欲しいと思います。人々を抑制する構造や制度について深く掘り下げ、破壊して欲しい。平等にならなければ、目標は達成されません。この活動は、受け継いでいかなければならない光なのです。
あなたにとってのジェンダーの平等とは?
ジェンダーの平等は、身体の解放。すべての人々が人権を手にすること。序列から解放され、成功するチャンスを平等に得て成功できることです。
ジェンダーの平等を訴えるリーダーとして熱心に活動し続けている、その源は何ですか?
私は仕事で年中旅をしていて、世界中の女性からさまざまなストーリーを聞くことができます。たとえば、精神力や忍耐力のストーリー、愛や決断力のストーリー、地域の社会的活動やその素晴らしい成果のストーリーなど。女性がさまざまな方法で行動を起こし、主張している話を聞くことが、私にはものすごく刺激になっています。自分も立ち上がって何かしなくてはという気持ちになるのです。
若い世代が年齢を重ねていく中で、ジェンダーの平等をどのように支持し、訴えていけばよいのか、アドバスがありましたらお願いします。
若い人たちには、個人の年齢や生い立ちに関係なく、自分の周囲にいる人々について知ってほしいと思います。大きなことを成し遂げるには互いに協力し合う必要があります。意義ある闘いは生涯続きます。友人が一緒なら、困難にも耐えられるでしょう。
ジェンダーの平等を求める活動の中でお手本としている人は誰ですか?
インターセクショナリティの重要性を理解している女性。たとえば、「There is no such thing as a single-issue struggle because we do not live single-issue lives(1つの問題に取り組めばいいなんてことはない。問題が1つの人生なんてあえないのだから)」という言葉を残したオードリー・ロード。人種間の平等、経済的平等、性的指向の平等などが実現しなければ、ジェンダーの平等はありえません。
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